2003年3月21日
  J1開幕戦 

  ジュビロ磐田 対 横浜F・マリノス
  14:00〜静岡県袋井市 静岡スタジアムエコパ
  晴れ 観衆 32,930人

    ジュビロ磐田  2 − 4 横浜F・マリノス
          前半 (2 − 2) 


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静岡スタジアムエコパ(試合開始1時間前)

 なにかいまさらという感じが強いのだけれどJ2から1週間遅れでJ1が開幕。高原抜きの磐田と久保の
入ったマリノス。毎年鹿島と磐田が優勝を争う展開に飽き飽きしていただけにこのカードはずうっと楽しみ
にしていた。この開幕カード、他のJ1より一日早く開催される。注目を集める一戦にしたかったのかも知
れない。注目を集める相手としては相手が鹿島がふさわしいのだけれど開幕から優勝候補同士の一戦
にするわけにもいかないからマリノスにしたのだろう。マリノスも優勝候補として意気込んでいるだけにこ
のカードは悪くない。もっとも私は磐田もマリノスも特に強い興味はなく、どちらかというとスタジアムオタク
として一度エコパを見たかったというのが本音であるが。

 当初は普通電車で熱海に行き、休日乗り放題切符を買って行く予定だったが天気が良いのでバイクで
行くことにする。国道一号を使って行けばそんなに値段は変わらないし、エコパとJR愛野駅を結ぶ道路が
狭く、試合終了後の電車の待ち時間がかなりありそうでイヤだからだ。

 自宅を出発して伊勢原から国道246号で沼津へ。そして国道1号線を延々走って4時間。やっとエコパ
に到着。距離にして200キロ。連休初日で天気がいいせいかあちこちでスピードの取締りをしていてかな
り気を使う。大型バイクに乗っていると白バイに目をつけられやすく、バックミラーを身ながらの運転になる。
気がつくとすぐ追尾されるのでちょっとしんどい。ちなみにこのエコパ、車ではこないほうがよい。駐車場は
広く完備されているのだけれど観客者全員を止めるスペースがないので付近は駐車禁止。相当迂回させ
られて有料駐車場にと目させれる。それも駐車可能台数は少ないので溢れた車はどうなるか・・・知らない。

 バイクはスタジアム直近の駐輪スペースに止められる。さすがジュビロはバイクメーカーが親会社だけ
あってバイク乗りには手厚いサービスを施している。ジュビロ磐田スタジアムもスタジアム入り口の真裏
が無料の駐輪スペースだし。バイク乗りの立場で見ると磐田のサポーターになりたくはなる。

 スタジアムには午後1時位に到着。アウェイのマリノス側二階席に座る。別にマリノスを応援しているわ
けではなく、ホーム側はすでに埋まっているので空いているアウェイ2階席に座っただけ。好き嫌いで言う
のならばどちらもイヤだ。私が座ったときは左右には空きがあったが次第にホーム側から溢れたジュビロ
サポが座り始めこちらも満員に。親子連れが多く、家族でジュビロのレプリカなんて着てるのを見ると、度
胸がある。マリノスサポは喧嘩を売るようなタイプじゃないから大丈夫だと思うが。

 スタメン発表。横浜は予想通りだが磐田は中山が欠場。前田とグラウの2トップ。中山はどうしたんだろう。
(後に軽い怪我と判明)。前田はまだスタメンには早いと思うが。これだと磐田は苦しいかもしれない。

 試合開始。いきなり横浜が先制。由紀彦がシュートを打つと見せかけてフリーの遠藤にパス。これが決
まる。しかも2分後、集中力の切れた磐田の隙をついて由紀彦が決める。マリノスの久保にマークがつい
ているためマルキーニョスや由紀彦がフリーになる場面が多く、チャンスを作ることが多い。

 磐田は序盤こそ押されたが次第に落ち着きを取り戻し、前田とグラウにボールがわたるようになる。
0−2とされた直後、前田が1点返し、前半も終わり頃に藤田が同点に。試合はわからなくなってきた。
マリノスの失点は攻守の切り替えが遅くディフェンスが甘いことが多いと思う。最大の問題は右DFの波戸
がボールを持つとそのまま上がっていってしまい戻ってこなくなること。左のドゥトラも同様のケースがあり
フォーメーションは2−4−2−2のような形となる。これは去年散々見て負けたケースと同じ。磐田は空
いたサイドにボールを放り込みセンタリングを上げる。これを横浜GK榎本哲也がいいパンチングで防ぐ。
 榎本は4年前、横浜マリノスユース在籍中に横浜FCと公式戦を戦っている。(天皇杯神奈川県予選決
勝)当時はあまり深い印象はなかったのだがいい選手に育ってきた。正GK、榎本達也といい勝負なので
はないだろうか。

  後半はマリノスが積極的に攻める。久保は結果こそだせないが積極的にジュビロのディフェンスの裏
を狙う。これは鈴木秀人が押さえつけるが後続のマルキーニョス、佐藤由紀彦がかわるがわる攻めるの
で決定的なチャンスが多い。ボールを供給しているのは奥大介でパスの正確性などは昨年よりはずっと
よくなっている。48分、奥が得点。形は見逃していたが、2列目からの遠くのシュートだったように思う。
得点を決めたときの奥の喜びようは大きく、ゴール裏のサポーターの前で両手を突き上げアピールする。
ジュビロから得点を決めたことがよほど嬉しかったと思える。ジュビロサポからは大きなブーイングを受け
ていただけこともありなおさらだろう。久保は相変わらずクールであるが。

 磐田の調子は明らかにおかしい。まず名波の調子が悪い。彼は本来ぱサーであったはずだが、前線に
でて自分でパスを貰いに行っている。もっと後ろのほうがいいと思うのだが違うのだろうか。

 後半名波OUT。磐田の中心は名波から藤田に変わっている。しかし前田とグラウとの息が全く合わず、
逆にマリノスがカウンターで攻める。68分、マルキーニョスが駄目押しで4−2。これで試合は決まり、
そのまま流して試合終了。磐田惨敗でブーイングが起こる。

 磐田の苦戦は高原の不在という面もあるのだろうけれど、ベストメンバーの時の各選手の役割が決
まってしまっているため、誰か欠場するとその穴をふさげないというのが理由ではないか。数年前の名波
がベネチアに行った時も磐田は下位に沈んだし。これから先、どう立て直すのか注目したい。

 試合終了後、しばらくして外に出る。スタジアムからJR愛野駅に行く連絡歩道は葬送行進曲が流れて
きそうなジュビロサポの列でいっぱいだった。私としては・・たまには苦労したり絶望したりする気分も味
わって見たらといいたいのだが。弱小チームを応援することは常につらい現実との向かい合わせなのだ
から。そのチームを応援し続けられるかどうかの適度なハードルにはなると思う。

 行きに来た道を同じように戻り午後8時半帰着。国道だけで一日400キロ走ると、さすがに尻と腕が
痛くなる。明日は三ツ沢に横浜FC対大宮アルディージャの試合を見に行く予定である。

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