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第1節 アレマ・マラン 対 川崎フロンターレ


(マラン:インドネシア)

第2日:マランへ(その1)

ACL参戦記
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第1節 アレマ・マラン-川崎フロンターレ
第1日:成田-スラバヤ
第2日:マランへ(その1)
第2日:マランへ(その2)
第3日:決戦の日
第3日:アレママラン対川崎フロンターレ
第4日:クディリへ
第4日:ブラヴィジャヤスタディオン
最終日:さようならインドネシア

第2節 川崎フロンターレ-バンコク・ユニバーシティ

第3節 全南ドラゴンズ-川崎フロンターレ

第4節 川崎フロンターレ-全南ドラゴンズ

第5節 川崎フロンターレ-アレマ・マラン

第6節 バンコク・ユニバーシティ-川崎フロンターレ

準々決勝 セパハン-川崎フロンターレ

準々決勝 川崎フロンターレ-セパハン

ACL総括
 午前7時に目が覚める。私は海外に行くと、前日どんなに疲れていても到着翌日の朝は早く目が覚める。もっともインドネシアの午前7時は日本時間午前9時なのでそれほど早いとは言えないが。


 今日はマランに移動する。スラバヤとマランの距離は約70キロ。東京から小田原程度の距離である。それほど遠くないのでゆっくり移動すればよい。さてどうやってマランに行こうか・・。Jリーグファンサイト、JsGOALにはマランまでの行き方指南があって、タクシーで移動しろと書いてある。確かにそれが安全で便利であるが、それじゃあつまらない。JsGOALの記者は高速バスで移動したようだが、それでも時間をもてあましてしまう。残るは鉄道だが、これはお勧めでないらしい。時刻の正確性や車両の清潔度・安全度を考慮してのアドバイスだろうが、どれほどのモノか気になる。よし、鉄道で行ってみよう。私の腹は決まった。


 スラバヤからマランに行く列車はグブンという駅を10時40分に発車する。私はスラバヤ市内のスタジアムを見学にいったりして時間を潰し、発車一時間前に駅に着いた。窓口でマランまでの切符を買う。エコノミー席(三等席)で4500ルピア。(約60円)。高いんだか安いんだかわからない。ホームで列車を待つ。グブン駅は割と清潔で貫禄もあり、キオスクも数多く開いている。ホームでは既に多くの乗客が列車を待っている。小さな親子連れが多い。周りを見ている限りそれほど悪人はいないように見えるが果たしてどうだろうか。
 私も彼らと一緒にベンチで腰を下ろす。ほどなくして列車が入線する。割と正確に運行されているようだ。ただ、入線した車両はどんなにひいき目に見てもボロかった。私は高校生時代、山陰や東北でスハ32やオハフ33等の旧型客車にさんざん乗りに行ったことがあるが、それと比較してもボロかった。車内はお世辞にも清潔とは言い難く、女性だったら引いてしまうだろう。
 ディーゼル機関車がボワンと警笛を鳴らしゆっくりと減速する。まだ停車していないうちから乗客は我先にと乗り込む。ここでは整列乗車など存在しない。早く座席を確保したモノ勝ちの弱肉強食の世界である。ホームは低く客車の出入口とは相当な段差がある。男はひょいと飛び乗れるが、女性は辛い。座席に座っているのは殆どが男性。立っているのは殆どが女性。しかも子供連れである。私は自分の席を見つけたけれど、居心地は非常に悪い。
 列車は定刻に動き出した。列車はゆっくりとスラバヤ市内を抜けていく。駅を抜けると沿線の民家が急に貧しくなっていく。家の壁はやぶれ、屋根が傾いている。細い通路を通じてそのような家がびっしりと建っている。私が泊まったホテル近辺はスラバヤの目抜き通りに位置し、高級百貨店(そごうデパート)や銀行の本支店が並ぶ綺麗な町であった。この景色とのギャップは結構大きい。
 列車は少しずつ速度を上げる。車両はともかくちゃんと動くのが良い。結構いいじゃん。そう思った矢先、後方の客車からモワッと煙が上がり列車は急停止した。何があったのだろう。
続く
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