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第1節 アレマ・マラン 対 川崎フロンターレ


(マラン:インドネシア)

第2日:マランへ(その2)

ACL参戦記
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第1節 アレマ・マラン-川崎フロンターレ
第1日:成田-スラバヤ
第2日:マランへ(その1)
第2日:マランへ(その2)
第3日:決戦の日
第3日:アレママラン対川崎フロンターレ
第4日:クディリへ
第4日:ブラヴィジャヤスタディオン
最終日:さようならインドネシア

第2節 川崎フロンターレ-バンコク・ユニバーシティ

第3節 全南ドラゴンズ-川崎フロンターレ

第4節 川崎フロンターレ-全南ドラゴンズ

第5節 川崎フロンターレ-アレマ・マラン

第6節 バンコク・ユニバーシティ-川崎フロンターレ

準々決勝 セパハン-川崎フロンターレ

準々決勝 川崎フロンターレ-セパハン

ACL総括
客車から白煙が出て列車は止まった。何があったのだろう。機関車が故障するのはよくあることで、その程度のトラブルは織り込み済みだけれど客車から白煙が出るのはわからない。客車には動力はなく、せいぜいブレーキの制御ケーブル位しかないはず。まさかテロか?車内アナウンスが何もないので(あってもわからないが)不安になる。不安げに窓の外を見ていると沿線住民が後方の客車をのぞきに来ている。やはりただごとではないようだ。


 30分ほどたった頃だろうか。故障した車両を切り離して列車は動き出した。10分ほど走ると待避線を何本も持つ駅についた。列車はここで長時間停車する。今度はアナウンスがあるが私には何を言っているのか理解できない。


 乗客はじっと待っている。3等車にクーラーなんてモノはない。長時間待っていると汗がわき出てくる。子供達はみんな外に出る。車両はだんだん空いてきて、立席客も少なくなってきた。前方から対向列車がやってきて、こちらも停車したままとなる。長閑な駅は賑やかになってきた。
 
 1時間ほど過ぎた頃だろうか、後方から機関車がやってきた。空の車両を一台引っ張ってきている。隣のホームに車両をおくと機関車は車両を切り離し、出発してしまった。しばらくすると私の乗っている客車が動き出す。ホーム端のポイントを切り替えると今度はバックをして隣のホームに入線し、先の車両を連結した。これで編成が整った。この間1時間が過ぎた。もうグブン駅を出発して2時間近くになる。さすがに疲れた。

列車は速度を上げ始めた。車両がボロイから速く走っているように見えるだけかもしれない。でも機関車がピーピー汽笛を鳴らしながら走っているのを見ると頑張っているんだなとは感じる。この国にも遅れを取り戻そうという概念があることに感心する。時間は相当遅れているが、良いことだ。


 景色がだんだん高原っぽくなっていく。マランは標高500メートル位の町なので、これからは登り坂となる。車窓にはライステラス(棚田)が広がっている。日本ならば景観保護地区に指定されそうなくらい見事なライステラスであるがインドネシアでは普通である。斜面を利用して水田耕作をしようとすれば必然的にこうなるのだろう。


 時刻は正午を少し回った頃である。このあたりからモノ売りが入れ替わり立ち替わりやってくる。最初は弁当売り。「ナシナシナシナシナシ!!!」と叫びながらナシゴレンを売る。ナシゴレンというのはインドネシア風チャーハンのようなものである。続いてチューインガム、飴、文房具や耳かきまで売りに来る。売り子は客の膝の上に商品を置き、買う気がなければ後ほど回収するシステムになっている。あまり売れ行きがよいようには見えないが、どうなんだろう。


 列車は山の中に入っていく。突然スコールがやってくる。窓は開きっぱなしなので雨がガンガン入ってくる。私は移動するのも面倒くさいので素直にぬれる。雨はすぐにやみ、今度は日が差す。なかなか忙しい。


 午後3時。列車はマランに到着した。スラバヤから5時間かかったことになる。車内の客はみんな降りる。私も降りる。いろいろあったが到着したことをまずは喜びたい。駅を降りて町の中心部を目指して歩く。ちょうど下校時刻なので、駅に向かう学生と沢山すれ違う。何人かの学生は私を指さして「カワサーキ」と叫ぶ。やっぱり一発で日本人とばれてしまうのだろうか。
 とりあえずホテルの案内所を見つけたのでそこでリクエストをする。「ホットシャワー、インクルードブレックファースト、300,000~400,000ルピア(約5000円)」。係員は愛想良くリストからホテルを指す。上記の条件で150,000ルピア(約2000円)でどうだ?」問題ないのでそれで案内してもらう。係員はバイクを出して私を後ろに乗せる。着いたホテルはベッドは清潔であったがシャワー、トイレはお世辞にも清潔ではなかった。値段なりと言って良いだろう。


 とりあえず荷物をベッドの上に放りだして少し落ち着く。ほどなくお腹が減っているのに気がつく。今日はまだ昼ご飯を食べていない。少し離れたところに「TUG」という高級ホテルがあり、そこで食事をする。私の海外旅行の鉄則に「疲れているときは食費はケチらずうまいモノを食べる」というのがあるので、ステーキからワインからバンバン注文する。高級ホテルなので値段は高いが、日本で食べるのよりは遙かに安かった。


 レストランの従業員は西洋スタイルがキッチリときまり、実に愛想良く皿を運んでくれる。前菜、食前酒から始まって食後のデザートまでアラカルトで頼んで200,000ルピア(3000円弱)程度。ホテルの宿泊費よりも高いのはいかがなモノかとは思うがあまり気にしないようにする。ホテルはオランダ統治時代の面影を見せるコロニアル(植民地)調。目の前にはプールがあり、少しだけリッチな気分になった。このホテルは川崎フロンターレの選手が宿泊しているはずである。しばらく待ってみればあえるかなと思ったが、まだ午後5時で夕食には早い。日が落ちてくるのを見計らって私はホテルに戻った。明日はいよいよ試合である。

(続く)
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