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さようなら中東



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 9日目。今日は日本に帰る日である。アンマン空港を出発するのは午後3時なので、午前中はアンマン観光に当てようと思う。アンマンも歴史のある町で、町のあちこちに遺跡がある。


 まずはセルビスでダウンタウンへ。朝食を取った後でローマ劇場に行く。ローマ時代に「スタディオン」と呼ばれた場所で、まさに元祖スタジアムである。半円形の舞台を取り囲む急傾斜の石のスタンド。この角度でサッカーを見たら楽しいだろうなあと思う。


わかの観戦日記
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初日
中東へ

2日目
UAEの路線バス
ヨルダン入国

3日目
シリア入国
ダマスカスのスタジアム

4日目
レバノン入国
拘束される
AFCカップ

5日目
バールベック遺跡

6日目
ガンバはフェアだった
遙かなるバグダッド

7日目
シリアリーグ開幕戦
また拘束される

8日目
ヨルダンリーグ

9、10日目~最終日
さようなら中東


 アンマンは坂の町である。ダウンタウンが谷底にあり、目線の上はみんな年季の入った住宅である。こういう街は「名所」などをみなくても面白い。午前中はフラフラあるき、疲れたらカフェでお茶を飲む。その繰り返しで時間は過ぎていった。


 午後、アンマンの国際空港であるクィーン・アリア空港に移動。空港内で3時間潰し、15時45分、アラビア航空でUAEに移動。時計の針を1時間すすめ、19時、シャルージャ国際空港に着いた。今日はここで一泊する。中東最後の夜である。


 空港からホテルまではタクシーで移動する。空気がネットリとまとわりついて暑い。一週間前、ドバイに着いた時の感じそのままで、懐かしさよりも不快の方が強い。UAEはイスラム圏としては非常に開放的で、街にはネオンが灯り、若い連中がフラフラと歩いている。タクシーはその中を走る。


 私が泊るホテルは日本を出る前にインターネットで予約した。だからタクシーに住所を教えればスムーズにたどり着くはずだった・・・・・・・・・が、タクシーの運転手は住所からホテルの位置を割り出す術を知らなかった。夜のシャルージャ首長国は喧噪たくましく、なかなか賑やかであったが私はいい加減に疲れてきた。こちらのタクシーは道に迷ってもメーターは上がり続ける。この点もイライラしてきた。


 いろいろな人に道を聞き、通常なら空港から30分でこれるホテルを1時間30分もかけて走り、やっとホテルに着いたときはもう一国も早く日本に帰りたい気持ちで一杯だった。ホテルは2部屋が連結され、リビングとベッド付きというセミスィートタイプだったが、風呂の栓はなく、テレビのリモコンは壊れていた。ドバイのホテルは稼働率が非常に高いので、こういう部屋が6000円相当で泊まれるのならば文句をいくべきものではないが、もうちょっとなあ、という気持ちはある。


 落ち着いたので外に出た。ホテルは海岸に近く海風が心地よい。漁船が停留しているそばを散歩しして中東最後の夜を過ごした。


 翌13日。出発10日目。今日、ドバイから帰国する。出発は18時なのでまだ時間はある。午前中の空き時間を利用してUAEのスタジアムを見てこようと思う。私が泊ったシャルージャ首長国にもアル・シャルージャというチームがあってそのホーム、シャルージャスタジアムはこのホテルの近くにある。まあ近くと言っても4キロくらいあるわけだが、タクシーならばすぐだろう。


 アル・シャルージャは総合スポーツクラブで、スタジアムはクリケット場などと一緒にあった。入口の警備員に挨拶するとそのまま通してくれたので出入り自由ということだろう。競技場は普通の陸上競技場だが、体育館やプールなどの付帯設備はものすごい。シャルージャ首長国唯一のクラブなので王族が経営しているのかもしれない。




 スタジアムから戻るともうやることはない。私はドバイ空港に行くことにした。ドバイへの行き方は行きに使ったドバイ→シャルージャの逆を行けばよい。渋滞の中バスはなかなか進まなかった。UAEではドバイ~シャルージャに鉄道を建設しようとしているらしいが、充分に頷ける話である。60キロの距離を3時間もかけてドバイ空港に着いた。ぐったりと疲れた。出国審査の列が異常に長い。ゲートは8本くらいあるのだが、どれも30人以上が並んでいる。一人一人への質問がかなり長いようで、審査不合格になるひともポツポツ出てくる。入国審査ならともかく普通は出国審査に時間などかけないものだが・・・


 私の番がきた・審査員は陰鬱な目つきで私とパスポートを見比べる。そして取り調べのような質問が始まる。「名前は?」「生年月日は?」「入国した空港は?」「今までに入国した国を統べて述べよ」・・・アホかと思うがちゃんと答えないと通してくれないので真面目に答える。係員は不愉快そうな表情のままスタンプを押し、私を通してくれた。


 18時15分。定刻に離陸。眼下にドバイの街が映る。砂漠の中に高層ビルが乱立した様はバブル絶好調ですと言っているように見える。しかしすぐ闇に代わり機内の照明も消えた。香港まで8時間の旅である。香港へは明日の午前6時につく。10日間も中東にいていろいろな事があった。おもしろいこともあったが、今は日本が恋しい。香港空港には日本料理屋がたくさんある。無性にラーメンが食べたくなった。


おわり
 
 
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