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2009.9.14

初日:Sリーグを見に行こう!

観戦記

初日
Sリーグを見に行こう!
頑張れ!金古聖司
2日目
怪しいマッサージ
3日目
ラーキン・スタジアム
Sリーグ優勝
4日目
Sリーグ最終日
5、6日目
さようならシンガポール

 川崎フロンターレの2009年ACLはベスト8で終わった。私は準決勝のための休暇とウズベキスタンまでの航空券を確保していたので、今後の事を考えることになった。


 このままウズベキスタに行って、ウズベキスタンリーグを観戦するという手もある。中央アジアにはまだ行ったことが無いのでサッカーを抜きにしても行って見たいとは思っていた。しかし、現在、川崎はリーグ戦で2位につけている(9月30日現在)。断言はできないが、このまま3位以内に入り、来年もACLの出場権を獲得する確率はかなり高い。ACLに出場するとなると、また海外遠征が始まる。


 ウズベキスタンには行きたいが、ここは来年のためにマイルを積み立てておこう。休暇はそのままスライドするとして、どこに行こうか考えた。アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアとJALのホームページで行き先料金比較をしてみたが、他社便と比べてどうしても割高感がでている。ロンドンなんて欧州系航空会社は6万円台の航空券も出ているのにJALは13万円である。こういう殿様商売をしているから2500億円も赤字を出すんだと思っているのだが、まあ仕方がない。全世界をまんべんなく見てみると、何故か東南アジアが非常に安かった。特にシンガポールは3万9千円。9月中に予約すると燃油サーチャージがつかないので、これに諸費用だけで入国できる。シンガポール遠征で1万マイル近く獲得できるので、費用対効果はかなり高い。しかもシンガポールの最高峰リーグであるSリーグは日本人選手が沢山在籍しており、かねてから見たいと思っていた。これで行き先は決まった。


 日程は14日から20日まで。Sリーグの日程を見ると、新潟アルビレックスSの試合を見ることが出来ないのが残念であるが、特にこだわりはないので、スケジュールも確定した。私は予約を完了させ、出発日を待った。


 10月14日午前8時。戸塚駅から新型の259型成田エクスプレスに乗車し、成田空港10時55分発のJAL710便でシンガポールへ。こちらも9月に納品されたピカピカのB777-300型機で、シートはプレミアム・エコノミーだった。それは良いのだが、搭乗率が3割程度と非常に低く、客の立場ながらJALの行く末を心配してしまう。搭乗口で貰った日経新聞は1面全面がJALの再建計画で、大幅な職員削減を計画しているとのこと。こういう記事の新聞をJALのCAから貰うのだから、CAもしんどいだろうなと思う。


 飛行時間は7時間。近くはないが遠くもない。ミールサービスがハヤシライスしかないのには閉口したが、エコノミーで4万円のチケットでは文句を言えるはずもなく、粛々としているうちに飛行機は高度を下げ、17時5分、定刻にシンガポールチャンギ空港に着陸した。


 最近世界中に存在をアピールしている巨大空港にしては入国審査場は狭かった。後で知ったが、アピールしているのは最近開場したターミナル3で、JALが使っているのは従来ながらのターミナル1。前回の北京首都空港もそうだけど、何か日本航空は扱いが軽んじられている気がする。まあ気のせいだろうけど。


 入国審査場は狭かったが乗客はもっと少なかったので、あっさりと入国できた。荷物は機内に持ち込んだ小さなリュックサック一つだけなので身軽である。両替所で1万円を150シンガポールドル(以下、S$と書く)に替え、ついでにキャッシングのテストをする。前回の韓国遠征の時にキャッシングできなくて焦ったことがあり、それ以降ちゃんと出来るかテストすることにしている。問題なく80S$が引き出せた。


 多少、疲れているが、ホテルにチェックインする前にサッカーの試合を見る。今日は水曜日Sリーグの試合は日曜日を除いて毎日行われており、私はシンガポール滞在中に4試合が観戦できる。今日はタンピネス・ローバーズ対ヤング・ライオンズ。会場はタンピネススタジアム。タンピネスはチャンギ空港のすぐ近くで、空港とはMRT(都市交通)で結ばれている。試合開始は19時45分と2時間後なので、私はホテルにチェックインせずそのままスタジアムに向かうことにしていた。


 午後6時。 日本ならもう真っ暗であるが、シンガポールではまだ明るい。夕飯の買い出しでごった返すタンピネスに到着した。

つづく
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