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2010年1月18日(月)

5、6日目:チャオ!イタリア

観戦記

初日
ボンジョルノ!イタリア
ローマの夜
2日目
フィレンツェへ
フィレンツェ探訪
3日目
セリエBの世界
(前編)
セリエBの世界
(後編)
4日目
サンシーロへ
ロナウジーニ!!ロナウジーニョ!ロナウジーニョ!
5,6日目
チャオ!イタリア

(前回の続き)


1月18日。今日は日本に帰る日である。ローマ空港出発は15時30分なので時間はある。午前中にローマに着き、市内でお土産を買っていこうと思い、8時過ぎにフィレンツェ駅に着くと人だかりがしていた。先発のミラノ発ローマ行きは90分の遅れ、次発のミラノ発ナポリ行きは60分の遅れとなっている。駅員に聞いたところ、今日はまだローマ行きの特急は一本も来ていないとのこと。原因は私の英語力では理解できなかったが、かなり深刻なようだ。


 イタリア国鉄は最近マトモになったと聞いていたので安心していたら、最終日にやってくれたよ全く。飛行機が15時30分発で助かった。13時発だったらどうにもならなかったかもしれない。


 私は以前、韓国で帰りの飛行機に乗り遅れたことがあったので、できるだけ最終日前日は出発空港から近い土地に泊まるようにしている。そういう意味ではローマにに泊まるべきなのだろうが、できるだけ連泊したかったのでフィレンツェに泊まった。判断の正しさはギリギリセーフかアウトか、まだわからない。


 とにかく次の列車はあと1時間以上こない。仕方がないので付近を散歩する。フィレンツェ中央郵便局で記念切手を買ったりして時間をつぶした。こういうときはイライラしているので何を見ても楽しくない。1時間たって駅に戻り、発着ボードを見上げると遅れは100分に拡大した。さすがに挫折感を覚えた。


 私よりも周りの旅行客のほうがイライラ感が強いようで、色々と駅員に詰め寄っている。日本ではおなじみの光景だが、気の長いイタリア人でもそうなのか。まあ飛行機に乗り遅れたら気が長かろうが短かろうが、普通怒るだろう。


 駅構内のカフェで時間をつぶす。近郊電車は頻繁に出入りしているので人の往来は激しいが、長距離専用ホームは空線状態のまま人が増え続けている。状況はかなり厳しい。


 午前10時。やっとローマ行きが入ってきた。これは先に待っていた人がドヤドヤ乗り込んだため私は乗れず、見送ることに。その後、ローマ行きmナポリ行きが次々に入ってくる。とりあえず乗り込む。列車はすぐに動いた。


 電車が動けばあとは何もすることがない。6日前に見た景色をもう一度見直し、12時10分、ローマ・テルミニ駅に着いた。空港行きは出たばっかりで、次の発車は12時50分。もう待つしかない。


 12時50分発の特急レオナルド・エクスプレスは途中駅をノンズトップで走り、13時20分、ローマ・フミチーノ空港駅についた。連絡橋を急いで渡り、アリタリア航空のカウンターでチェックインをする。今日の飛行機はアリタリア航空の機材を日本航空がコード・シェアする形になっている。カウンターの係員は14時30分までに搭乗口にいるように、とのたまう。あと1時間しかない。出発の45分前につけとと言われると結構あせる。


 いそいで保安検査をすまし、おみやげを細々と買ってなんとか搭乗口についた。空港内のピザ屋で遅い昼食を取る。まわりは日本人の団体客で関西弁で騒いでいる。関西の人には大変申し訳ないが、海外で聞く関西弁というのはどうしてあんなに五月蠅いのかいまだにわからない。オッチャン・オバチャン達は開放感全開なので遠慮無しにしゃべるからかもしれない。

 
 指定した時刻のずっと前に搭乗手続きが始まった。すごいな。私を含めて粛々と飛行機に乗り込む。全員の乗り込んだのを確認すると、出発まで30分近くあるにもかかわらず飛行機はゲートを閉め、離陸を始めた。定刻前の離陸はしばしば経験するが、30分前は初めてである。定刻に飛んでも成田空港上空で着陸待機となって遅れることが多いから早く飛んじゃえ、ということなのだろうか。


 翌11時、定刻より20分早く成田着。早く到着しすぎたからか、搭乗ゲートではなく、タラップが用意されバスで運ばれる。なんだかなあ・・・・。日本の空は曇り。あの晴れたトスカーナが懐かしく思える。妙に眠くなてきた。とりあえず夜まで我慢。時差ぼけは早く治さないと。明日は仕事である。


(おわり。読んでいただきありがとうございました。)
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