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第5節 川崎フロンターレ 対 城南一和


(川崎市:等々力陸上競技場)

全力の先に得たもの

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第1節 城南一和 対 川崎フロンターレ

第2節 川崎フロンターレ 対 北京国安

第3節 川崎フロンターレ 対 メルボルン・ビクトリー

第5節 川崎フロンターレ 対 城南一和
全力の先に得たもの

 前節のアウェイ、メルボルン戦はよくわからなPKで負けてしまった。6戦中3敗ともなるともはや2位通過すら絶望で、ぶっちゃけACLはどうでもいいんじゃないかとすら思うのだが、途中で試合を投げ出すのは絶対いやなので等々力に向かうことにする。決勝トーナメント進出云々とは別に城南には借りを返しておきたいという気持ちもあった。そしてなによりも「あいつら」には負けたくはなかった。「あいつら」に負けることはサッカーという競技自体が負けという思いが強かった。「あいつら」とは城南の選手でもサポでもない、例の統一教会である。なんで統一教会がでてくるか、どうして私がこいつらを毛嫌いするのか、その理由は ここ を参照してください。あの売国奴連中には絶対に負けるものかと思いながらスタジアムに到着した。前回の北京戦とはうって変わって暖かい夜だった。

 決勝進出の目が厳しくなったためか、観客は少なく、私が指定された列はパラパラとしかいなかった。埋まっているのはGゾーンと呼ばれるバックスタンドホーム側1階席だけでなんとなく空虚感が漂う。まあそれでも無観客状態に近かった城南のホーム戦よりはいいけれど、観客の数で言えば中国超級に抜かれてしまったなあという思いはする。


 今日の試合でうれしいことが二つ。一つはビトールジュニオールの復帰。そして中村憲剛の復帰である。将棋で言うと、王(ジュニーニョ)・角(ヴィトール)・金(中村)・銀(菊池)落ちの状態から角と金が戻ってきた。あとは王が戻ってくるのを待つばかりである。といいつつも飛車(テセ)が抜けるのはどういうことだ、と少し憤っているのだが。それと矢島はどうなっているんだコラ。


 試合は川崎が速攻でプレスをかけてボールを奪い、一気に攻め込んでいく。そしてあっという間に谷口が先制。そして21分、フリーキックを得てこれを田坂が決める。ACL初戦の時とは全く違う動きで、どうしてこれが最初からできないのだ、と逆に不満になる。第一節城南か第二節北京のどちらかでこういう試合ができればこんなに苦しまずにすんだのに。


 2-0でハーフタイム。城南の動きが非常に悪く、よほどのことがない限り川崎の勝利は堅い。城南は1位抜けしているので、それほど本気を出してはいないのだろうが、川崎としては勝たねばならぬ。自分のためにも、そしてあいつらに対しても。


 その「あいつら」だが、予想に反してそれほどこなかった。もちろんそれなりに来てはいるのだが、マリノス戦や浦和戦で見せた、黄色で埋め尽くすようなことはなかった。いつもより少し多い程度かなという感じだった。少し拍子抜けする。


 後半も川崎が攻め続ける。これが城南の実力では絶対にないが、川崎は全力で攻め続けた。最後にヴィトールが決めて試合終了。あとは天命を待つばかりである。


 試合が終わり、勝利者インタビューで北京が引き分けたことを知る。これで次節、勝てばグループリーグ突破が決まる。引き分けではだめだがこれは願ってもないこと。たった2勝で決勝トーナメントに行こうとは思わない。最後の最後になって希望の芽が出てきた。試合をあきらめないで良かった。棚ぼただろうが、運が良かろうが、勝ちは勝ちである。次につながった。絶対に勝ってやる。そう思いながらスタジアムを出た。


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