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2014年4月12日(土)

まずは桂林へ

(前回の続き)


 4月12日午前五時。日の出はだんだん早くなったとはいえ、外はまだ薄暗く、私は非常に眠かった。成田空港を午前9時30分に出発する飛行機に乗るにはどうしてもこの時間に家を出なければならない。昨日は会社の残務整理をしていたので帰宅が午後9時をまわり、その後、旅行の支度を始めたのでほとんど寝ていない。まあこれはいつものことであるが、かようなほど朝の成田発の便に乗るのは面倒なことなのである。


 戸塚駅を午前5時15分に出る始発電車で東京駅に行く。八重洲口の前に成田空港行きのシャトルバスの待合所はもう人が並んでいた。一番後ろに並ぶ。


 近年、成田空港発のLCCキャリアが台頭するようになってから、成田までの交通の不便さが問題視されるようになった。なにしろ安さが売りのLCCなのに出発地まで特急やリムジンを使っていけば片道3000円強かかってしまう。これだと格安航空会社に乗る意味がないので、東京駅~成田空港間を往復するシャトルバスを運行し始めた。2社運行で片道900円ないし1000円。所要1時間30分程度。これは海外渡航者にとっても十分便利である。今まで安くあげるときは総武線で船橋に出て、そこから京成の一般特急を使って行っていたのだが、このシャトルバスはそれよりもずっと早く、勝つ安い。みみっちい話であるが、欧州にいくならともかく、中国・韓国程度の距離だと成田までの交通費というのは結構馬鹿にならないのである。これは頻繁に海外に行く人ならわかってくれるかもしれない。午前6時30分発のバスに乗り、成田着は午前8時。余裕の到着である。

 余裕を持って到着したのは良いけれど、搭乗ゲートは第二ターミナル88番ゲートでサテライトの一番端であった。おまけにシャトルトレインも廃止されていたので、広い空港をひたすら歩かなければならなかった。羽田空港の国内線で言うと、大阪や札幌、沖縄線はターミナル中央ゲートから、宮崎とか米子とかの地方路線は一番端からと、路線に「格」のようなものがあるのだが、国際線にもそれがあるとはおもわなかった。広州線はそういう扱いなのだろう。久しぶりの成田空港なので子供のように飛行機の写真を撮りまくり、時間をつぶしているうちに搭乗時間が来た。9時30分、定刻の出発である。中国との時差は1時間なので、時計の針を進める。


 広州までは3時間50分のフライトである。短い距離ではないが、何しろ寝不足なのであっという間に寝る。機内食を食べた記憶があるがあまり覚えていない。気がつくと飛行機は高度を下げている。もうすぐ広州である。相変わらず雲に阻まれて地上が見えない。晴れているのか曇っているのかガスっているのかよくわからない、いつもの中国がそこにあった。午後1時20分、JL855便は予定より10分早く。広州白雲空港に到着した。


 定刻についたのはいいのだが、ここで問題が一つあった。乗り継ぎの南方航空CZ3292便桂林行きは14時30分で出発まであと1時間しかない。広州空港のガイドを見ると、国内線の搭乗締め切りは出発時刻の45分前に締め切るとある。あと25分しかない。私は飛行機を降りるとターミナルビルをダッシュで駆けだした。


 この乗り継ぎのせわしなさは、私のミスが引き起こしたモノである。ネットで予約するとき、乗り継ぎ時間を考えずに1時間後に出発する便を選んでしまったのが失敗だった。いままで散々海外に行っているのだから、入国手続きに時間がかかるのはわかったいたのに、何も考えていなかったのは馬鹿だった。日本航空の空港ガイドを見ると、乗り継ぎ便には最低2時間はかかると書いてあった。それに気づいたのは出発前日である。なんという馬鹿さ加減であることか。私は後続便を当日券で買い直すか、列車・バス移動も考慮しながらダメ元で駆けだした。


 幸い、この時間に広州空港に到着した国際線は私が乗った日本航空の便だけだったらしく、国際線ターミナルは閑散としていた。全力でイミグレーションまでたどり着き、速攻で入国審査をする。入国後、これまたダッシュで3階国内線ターミナルにかけあがり、中国南方航空の窓口にe-チケットを見せて発券してもらった。飛行機を降りてからここまで15分。おおっぴらに言う話ではないが、まあなんとかなった。ハアハアゼイゼイ息を切らしながら搭乗口に行くと、すでに搭乗開始時刻となっていて、薄汚れたB737型機が私を待っていた。乗り込んでしばらくした後、アナウンスが流れて、飛行機はゲートを離れた。桂林まで1時間の道のりである。


(続く)
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