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オールドトラフォード (Old Trafford)

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交通:マンチェスターピカデリー駅からメトロに乗換えオールドトラフォード駅下車徒歩10分


オールドトラフォードピッチ

 だれもが知っているマンチェスターユナイテッドのホームスタジアム。収容人員6万8千人はイングランドのサッカースタジアムとしては現在のところ最大。別名シアター・オブ・ドリームズ。夢の劇場と名づけられたこのスタジアムは選手としてピッチに立つ事も夢なら観客として試合を見ることもまた夢である。マンチェスターユナイテッドの試合を見るためだけに全世界からこのスタジアムに観光客がやってくる。 

 巨大なスタジアムであるが、正規ルートでチケットを取ることは非常に難しい。これが夢の劇場でもあるわけだが、試合当日はスタジアム周辺にダフ屋が非常に多くいるので、ある程度の予算をもってすれば試合を見ること自体はそれほど難しくない。

 スタジアムは1層式のメインスタンドに2層式のバックスタンド・両ゴール裏で成りたっている。すべての座席に屋根がついており、雨風を防ぐという意味ではかなり快適である。但し、2階席の場合、屋根が前方に下がり目となっており、2階席奥に座るとピッチしか見ることができず、この辺が不満である。

 この屋根は間に支柱がなく、ピッチ両端から支えられており、その支柱間の長さは世界最長である。熱烈な応援団はイーストスタンドと呼ばれるゴール裏に陣取るが、マンチェスターユナイテッドにはいわゆる「ウルトラ」のサポーターはいないので試合中のチャントは少し頼りない。

 スタジアムにはミュージアムやメガストアが併設されており一見の価値はある。またグッズもマフラー・ユニフォームのほかに時計や人形、マグカップからネクタイ鉛筆などあらゆるモノが売っているのでレアモノを求めたい人はここで買い物をしてもいいだろう。他のスタジアム名物としては、ミュンヘンの悲劇を記録したミューニックオクロックなどがある。

 オールドトラフォードはメトロのオールドトラフォード駅に近いのでアクセスはそれほど不便はない。しかし駅は小さく帰りは大混雑するので、メトロで来るときは必ずリターンチケットを買っておくこと。片道切符の場合、帰りの切符を買うのに非常に難儀する。

 買出しについては日本のコンビニのようなものは無いので途中の屋台で調達する。試合日は屋台は多数出ているので食料の調達には苦労しない。

 宿であるが、試合のある日はマンチェスター市内のホテルは結構混む。これはマンチェスターユナイテッドの観客は大半がおのぼりさんであるため。早めに宿を押さえよう。 マンチェスターのユースホステルはピカデリー中央駅とオールドトラフォード駅の中間にあるのでここはオススメ。デーゲームであればロンドンからの日帰りもそれほど難しくない。マンチェスターはロンドンから遠いイメージがあるが、ユーストン駅から特急で2時間30分程度である。東京から静岡に行くような感覚だ。

 一階席最前列はピッチと同じ視線。ここの席は全体を見渡すのであれば最悪であるが、選手を間近で見るときは最高の席。ダフ屋と交渉するときはあらかじめ自分の希望する席がどのスタンドなのかはあらかじめ調べておく必要がある。


okuralaさんから以下の情報をいただきました。(06.09.30)

 「ウルトラ」はいないとお書きになっていますが、Cockney Reds・Inter City Jibbersというイギリスでは有名なサポーターグループが、旧ステットフォードエンド(現東スタンド)に陣取ってはいます。ここは、スタンドが大きくなりすぎたのとスポンサー席が多すぎるのとで、人が入っている割に、昔ながらの声と手とで応援する人の割合が少ないのです。スポンサー席の問題は、アシュバートングローブ、新ウェンブリーもあるだろうと現地では予想されていますし、チェルシーのホーム、スタンフォードブリッジはあまりうるさくなりません。スタジアム増築(現収容八万人弱)が済んだ今も、以前より声量が大きくなったわけではありません。

 お書きになった名物のほかに、東スタンド端(このサイトの写真奥側左端)の二階席から垂れている幕は、マンチェスターシティーが最後にタイトルを取ってからの年数で、実際一の位の数字が季節ごとにゆっくりと回っていくのがわかります。

 アクセスですが、マンチェスターピカデリー駅とメインスタンド裏の臨時駅との間を試合前後三本ずつ列車が運行しています。マンチェスター市外から電車で行く場合は、列車のチケットが普通マンチェスター市内までになっているので、そのまま使えます。

 週末は線路の保守点検が多いので、注意を。ロンドンからは、ロンドンユーストン-マンチェスターピカデリーが一般的なルートですが、西メインルートが使えなくなったら、ユーストンより歩いて五分ほどのセントパンクラスに行き、シェフィールド経由ぺニン山脈越えです。これでも、11時すぎぐらいまでにロンドンを発てば、3時KOには間に合います。ルートが指定されたチケット以外はOKです。

オールドトラフォードピッチその2


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