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ハンプデンパーク(ハムデンパーク)
(Hampden Park)

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所在地 :グラスゴー(スコットランド)
収容人数:52,500人
行き方:スコットランドナショナルレイル マウントフロリダ駅から徒歩15分


ハンプデンパーク(ハムデンパーク)外観


 スコットランドナショナルチームのホームスタジアムである。そしてスコットランド最古のチーム、現在は4部リーグのクイーンズパークのホームスタジアムでもある。日本では「ハンプデンパーク」のほうが通りが良いが、現地では「ハムデンパーク」と呼ばれているらしい。外国の固有名詞を正確に呼ぶのは非常に難しいので、ここではハンプデンパークを第一の呼び名とさせていただく。これはグラスゴー在住の日本人HPやUEFA公式サイト日本語版も「ハンプデンパーク」と書かれているため。一般的な呼び名が変わればこのスタジアムもそれに準じる予定。

 他のイギリスのチーム同様、この地にスタジアムができて100年を越える。当初は陸上競技場で立見席、15万人収容のスタジアムだった。スタジアムの最大入場者数の記録は1937年(昭和12年)のイングランド戦で149,415人。クイーンズパークの最大入場者数は1930年(昭和5年)のレンジャーズ戦で95,722人。現在、この観客数を収容できるスタジアムはイギリスには存在しない。どういう時代だったのかと思う。現在は全座席の5万2千人収容に改築されている。改築後UEFA5星スタジアムに認定され、チャンピオンズリーグ決勝の舞台となった。カードはレアルマドリー対レバークーゼン。2-1でマドリーが勝っている。

 03-04シーズンのクイーンズパークの平均入場者数は546人。すごい変わりようである。5万2千人収容のスタジアムに500人の観衆とはどういう試合なのだろうかと想像してしまう。

 500人しか入らないならこのスタジアムを使う必要など無いじゃないかと思うかも知れない。私も最初そう思っていた。しかしこのスタジアムのツァーに参加し、ミュージアムを見るとクイーンズパークがいかに大切なクラブなのかが充分感じられる。スコットランド代表などあくまでも間借りしている立場なのだなと感じる。ミュージアムはクイーンズパークの歴史の紹介にかなりのスペースを割いている。もちらんスコットランド代表がメインであるが。

 スタジアムツアーのオジさんに「クイーンズパークというチームはロンドンのクイーンズパークレンジャーズ(QPR)と関係があるのか?」と聞いたところ、柔和な表情が消え、「全く関係がない!クイーンズパークはスコットランド最古のクラブチームだ。あんなチームは関係ない!」と一喝されてしまった。まあそうだろうなと妙に納得するとともに一介のチームでも大切にするスコットランドの心意気を感じてしまった。

 スタジアムは全1層の円周型。スタンドからの見易さはまあそれなり。ただ、半透明の屋根が非常に美しく、観戦するのに不便は無い。

 スタジアムの行き方はグラスゴーセントラル駅からマザーウェル行きに乗車、マウントフロリダ下車徒歩15分。タクシーだと10ポンド弱。スタジアム前にはバス停があり、比較的頻発しているので帰りはバスで帰ってもいいだろう。食事などはスタジアム内にある。

ハンプデンパーク(ハムデンパーク)ピッチと観客席

ハンプデンパーク(ハムデンパーク)外観


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