フリーキックの練習を見ていると、彼の技術の高さに改めて驚く。引退してもう7年位たつと思うが、そのテクニックは未だに一流で少なくとも1対1の練習、というような場面では現役選手と比べても全く遜色ない。(というよりリティのほうがうまい)。その根底にあるものは・・背の低さをカバーするテクニック、絶対負けたくないという意地、そのような面があると思う。横浜FCの監督をやっていた当時は、選手の誰よりも監督の方が上手かった。組織サッカー全盛となってしまったJリーグ、縦ポンサッカーしか見れないJ2、そういう試合ばかり見させられている私にとってリティのプレーは懐かしくもありうれしかった。
練習はミニゲームが主体で10分くらいでどんどん入れ替わるJリーグチームでもよくみかけるもの。但しパスのスピード、一つのプレーの自己主張がかなり強く、アットホームな某二部のチームとは雰囲気が全くちがう。選手から見ればただでさえハングリーな2部でレギュラーが取れるかどうかというのは生活に直結する切実なものなのだろう。激しいフジカルコンタクト、怒鳴りあいのコミニュケーションを見ているとそう思う。そしてリトバルスキも自らビブスを着てプレーに参加する。彼は主としてディフェンス側に回り、攻撃側と対峙する。彼はゴール前では絶対に抜かさなかった。抜かれると悔しがり、怒る。「シャイッセ!!ナイン!」と。負けず嫌いな性格のは横浜FC時代から承知しているが、そもそも監督が練習に参加してコーチがそばで見ているというのはどういうことか。コーチいらないじゃん、そんな気がする。
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