わかの観戦日記トップページに戻る
2009.9.14

2日目:怪しいマッサージ

観戦記

初日
Sリーグを見に行こう!
頑張れ!金古聖司
2日目
怪しいマッサージ
3日目
ラーキン・スタジアム
Sリーグ優勝
4日目
Sリーグ最終日
5、6日目
さようならシンガポール

前回からの続き


 午前8時起床。海外に到着したときの翌日はいつも早く目が覚める。まあ時差があるので当たり前だが、疲れが抜けないのが辛い。部屋のテレビでW杯ブルガリア対キプロスの試合を90分全部見る。試合終了後、チェックアウト。駅近くの食堂で遅い朝食を取る。


 今日の予定は特に立てていない。今までの海外旅行は試合会場を求めて移動に次ぐ移動の毎日だったので、観光をするということはほとんどなかった。今回は狭い島に4泊6日もする。こういう滞在型の旅行をする機会はあまりないので、思いつくまま旅行をしようと思う。


 まず、地下鉄東西線でラッフルズ・プレイスに向かう。ここは日本で言うと汐留と六本木をあわせたようなところで、シンガポールで一番お洒落な場所と言って良い。ここから海沿いに歩いてみる。


 10分ほど歩くとマリーナ・ベイに出る。マリーナの名の通り、海岸を利用してレストランやホテルが立ち並んでいる。観覧車などがあり、お洒落空間満開の雰囲気となっていて結構落ち着く。お洒落な雰囲気が落ち着くというのは妙な言い方だが、東南アジアというのはエネルギッシュな空気を楽しむ場なので、先進国のような空間に入ると精神的に落ち着くのである。スターバックスでコーヒーを飲み、レストランで三段積みのケーキ(ハイティーと言うらしい)を食べていると、お台場や湘南海岸にいるような感覚を覚える。


 この辺はF1シンガポールグランプリのスタート/ゴール地点でもある。観覧者の前がピットレーンになっていて、アスファルトにどす黒いブラックマーク(スリップ痕)が残されている。レースコースとしてはかなり狭い。カーブも直角コーナーで、よくここでレースをやったなと思う。ピットレーンから本戦に合流するとすぐに右コーナーに入るので、選手は怖いんじゃないかなと思う。


 食事を取ったあとは地下鉄でチャイニーズタウン駅に移動する。文字通り中華人街で、ここだけ別世界である。本来、シンガポールは華人の国で、土地のほとんどが華僑で占めていたのだが、最近は西欧化がすすみ、中国人の済むエリアとしての中華街はあからさまな観光地と化している。この辺は横浜や神戸の中華街と似ている。まあこういう観光地は一ブロック歩くと大抵は普通の町に戻るので、気にせず歩く。ヒンドゥー教の寺院とイスラム教の寺院が隣同士に並んでいたりするのを見ると、多宗教、他民族国家なんだなと感じる。そうやって特にあてもなくずるずる歩いた。無計画に歩くと無駄が多くなる。10月のシンガポールは非常に暑く、疲労が重なる。私は1軒のマッサージ屋に入った。

 マッサージ屋は雑居ビルの2階にあり、少し狭い階段を上る。入口の扉を開けるとすぐに受付があり、お姉さんが立っていた。私の顔を見るなり「イラッシャイマセー」と日本語で話しかける。話もしないのに何故私が日本人だとわかるのか不思議だが、少し嫌な予感はした。海外旅行の鉄則だが、日本語で話しかける人にろくな奴はいない。何かあると思った方がよい。ただまあ疲れていたこともあり、とりあえず中に入る。待合室に通され、お茶とおしぼりが出される。別にいいけど何か日本にいるような感じがする。弱冷房なのが気持ちがよい。東南アジアに行くと、冷房が強すぎて閉口してしまうが、シンガポールのビルは概ね適切な温度になっている。そういう意識があるのだろうか。


 お姉さんがメニューをもってきてくれる。フルマッサージ2時間でS$110(7千円)。タイや中国と比べるとかなり高いが、日本と比べるとかなり安い。台湾と同じくらいか。今はかなりの円高なので単純な金額の高い安いはなんとも言えない。それはいいのだが、お姉さんの服装が気になる。少しクラシックなナース服でかなりのミニである。膝上30センチくらい。マッサージは医療行為の延長とも言えるのでナース服でもおかしくないが、ミニなのは珍しい。、秋葉原でアンチウィルスソフト屋がこの手の服をコンパニオンに着せてキャンペーンをやっていたのを思い出す。っていうか、ひょっとしたらあれそのものじゃないのか?


 マッサージはまあうまかった。フルサービスなので足つぼからなにまできっちりとやってくれる。かなり痛い。日本のリラクゼーションサービスは無痛なのがトレンドなのであまり効いている気がしない。これで7千円ならいいかなと思う。なにより丁寧である。


 丁寧なのはよいのだが、だんだん施術が怪しくなってきた。彼女は私を仰向けにして、私の体にまたがり、足の付け根から太もものあたりを強く押してくる。ガウンの下はパンツ一枚なので、かなり恥ずかしい。彼女は四つんばいになって私に尻を見せるように施術する。彼女の服はかなりのミニである。


先生!パンツ見えています・・
 


 見えているのか見せているのか定かではないが、彼女にとっては知ったことではないらしい。
しかしタイでも中国でもそうだったのだが、女性の施術氏は体をくっつけることを苦にしない。まあ悪い気はしないからそのまま気にしないでおく。


 そろそろ時間が来た頃、彼女はこう言った。「スペシャルマッサージをシマスカ?」


来たよ・・・


バンコクで同じことを言われたが、そのときは帰りの飛行機の時刻が近づいて来たので、お断りしてそのまま店を出た。今回は時間は・・ある。とりあえず話だけでも聞いてみる。彼女は奧に引っ込み、代わりにちょっと年増のおばさんが出てきた。手にはハードカバーのメニューリストを持っている。片言の日本語を使うところが少し怪しい。


 説明を聞いてみると、大体予想通りであった。まあ、ようはそういうところである。内容を聞いてみる。1時間でS$160(1万1千円)。もちろんさっきのサービスとは別。日本にあるような店とは違うのは、人によって値段が違うこと。容姿もそうだが国籍によっても違う。なにかこう・・・・萎えるものがある。どこが萎えるのかはまあいいけど、「売り」がストレートすぎる。おばさんは元気よく説明する。「この子はまだティーンだよ」


それ、犯罪だから。


 おばさんはオプションサービスから何からいろいろ話す。これ以上詳しく書くとサッカーの観戦記では無くなるのでこのくらいにするが、まあ一つ勉強にはなった。店を出ると日が少し落ちている。蒸してはいるが、暑くはない。再びMRTに乗る。今晩はSリーグ、バレスティア対ウッドランズの試合が開催される。


MRT南北線、トア・パヨ駅は住宅地と大規模オフィスが兼用した形で作られており、日本から見れば理想的な職住環境とも言える。シンガポール名物のホーカーズ(フードコーナー)もなく、あるのはスタバやタリーズを思わせる高級コーヒー店ばかりである。ここで軽食を取ってスタジアムに向かう。今日の会場であるトア・パヨスタジアムは駅から徒歩5分ほど。日本で言うと都立大学前駅を降りて、目黒通りを降りて5分ほど歩くとスタジアムに到着するといった感じである。昨日と同じくスタジアムは大きな屋根があり、雨に濡れる心配はない。コンクリートの段差に直接座ることを気にしなければ快適に観戦できる。ちなみに入場料はS$5ドル(約350円)。





 運営はプロそのもので、グラウンドの周囲を遮蔽してタダ見をさせないようにして、プロのスタジアムDJを呼び、ホームとアウェイを区別したアナウンスをしている。それぞれのチームには少ないながらもサポーターがいて、声を合わせてコールしている。ちなみにSリーグではチアガールを応援団に呼ぶのが普通なようで、太鼓に合わせて小さな女の子がくるくる回っている。こういうのは良いと思う。それぞれの国にそれぞれの応援スタイルがあってしかるべきで、何もイングランドの野太いチャントが世界標準だなんていうつもりは全くない。


 肝心の試合だが・・・・うーん・・うーん。ごめんなさい。どうにも見られたレベルではなかった。決して技実が低いわけではないし、選手は必死になってやっているのだが、何故が見ようとする集中力が続かない。根本的にシュートシーンが少なく、ハーフウェイラインを挟んでボールを飛ばしあっているだけのサッカーなので仕方がないのかもしれない。モグモグとホットドックを食べていると時間がゆっくりと過ぎていく。




 
 後半も同じような展開。スコアレスドローで終わるかと思って引き上げる準備をしたところ、試合終了間際にウッドランズが得点を決め、そこで試合終了。なんかこう・・疲れた。


 大通りを駅まで戻る。時間は21時30分。職住近接のエリアのためか、店はほとんど閉まっている。私は地下鉄に乗り換え、ホテルに入った。今日のホテルはシンガポールの歌舞伎町と呼ばれるゲイラン地区にある。要は赤線地区であるが、それほど不健全な雰囲気はない。チェックインをしたあと、ビアガーデンが開いているのを見つけ、一杯飲んだ。シンガポールの夜は遅い。適当に飲んだり食べたりしているうちに時間が過ぎていった。

つづく
SEO [PR] ]Ex ₦΍ IsbN f ^T[o[ SEO