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第5節 天津泰達 対 川崎フロンターレ


(中国:天津泰達足球場)

再見、中国!

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天津泰達 対 川崎フロンターレ
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再見、中国!

第6節 
川崎フロンターレ-
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準々決勝第一戦 
川崎フロンターレ-
名古屋グランパス

準々決勝第二戦 
名古屋グランパス-川崎フロンターレ


 試合は前日とは違い、結構ハイレベルな戦いで、第三者がゴール裏で見ていても充分に楽しめるものだった。天津より確実に強い山東、それを完全に封じ込めるガンバ。サッカーを見る楽しさというのはこういうものか、と教えてくれる試合だった。


 ガンバの特長は攻撃にあるけれど、それは万全な守備ができていて成り立つこと。3点取られたら4点取ればよい、と脳天気に語るサポが多いけれど、守備が抜けているチームが攻撃指向を目指したら2点取る間に4点取られるだろう。ガンバのキーパー松代にしても落ち着いてボールを止めているので不安感は感じさせない。逆に言えば、去年のリーグ終盤戦、川崎がガンバに4-0で勝ったのは、ガンバの守備が崩壊していたから、とも言える。


 もっとも遠藤に守備の負担がかかっているのは否めなく、遠藤の退場後はガンバはかなり攻めたてられていた。それをきっちり防いで1-0で終了。恐れ入りました。


なにかこう・・・・川崎とガンバの差を改めて感じさせられたような気がする。ただ、これは中国のサッカーを知っているかどうか、という面が大きいと思う。ガンバだって最初に大連にACL遠征に行ったときは負けている。その負けを次回に生かし切れるかどうか、日本とは全く違うサッカーを演じきれるかどうか、その差が今回出たのではないだろうか。ACLは今年からレギュレーションが変わり、どのグループにエントリーしても必ず中国チームと対戦する。だから川崎も負けた経験を生かし切れれば、それなりに得るものはあったと考えたい。良かった探しをするようで胸くそ悪いがそれで締めることにする。


 試合は終わったが退場することはできなかった。事前に予想されたことではあるが、山東サポーターがすべて退場するまでは居残るよう、ガンバ関係者に指示をされていて、私たちもつきあうことになった。ほとんどの山東サポーターは帰って行ったが、一部元気のいいのが残っていて、私たちのエリアにペットボトルを投げ込んでくる。これがJリーグだったらこれだけで新聞沙汰に成るところだが、ここ山東体育中心競技場ではそんなことはしない。公安は私たちのエリアに結構な数がいるが、悠長に構えてなにもしない。本当はペットボトルを投込むエリアに公安を配備するべきだと思うのだが、そっちのほうは誰も警備しない。サポーターはやりたい放題やっている。私は別に怖くはないけれど、まあこの辺が中国の民度なのだろう。


 1時間は待っただろうか、私たちはスタジアムを出ることを許された。外を見ると公安がずらりと競技場を囲み、私たちの安全を図っているのが見える。私たちは専用バスに乗り込み、パトカー先導のもと、「安全な」場所まで移送されることになっている。馬鹿馬鹿しいと思うが素直に従う。外の空気は完全にシャレになっていない。





 私たちはガンバ大阪が用意したミニバスに乗せられた。50人全員が乗せられたのでギュウギュウである。窓の外を見るとガンバの選手が大型バスに乗り込んでいる。彼らは2席を一人で占領し、クーラーのきいた車内でくつろいでいる。処遇の仕方にちょっと差があるが、勝ったから文句は言わない。ガンバの社長が全員に挨拶に来た。一人一人ありがとうと握手をする。噂に聞いていたが、いい経営者だと思う。フロントがこうだからチームは強いというのはあるだろう。


 選手バスが発車すると私たちも発車した。先頭はパトカーである。バリケードを抜けると車体の外からドスンドスンとモノがあたる音がする。そんなものかという気持ちであるが、専用バスがあって良かったのは確かだ。昨日の天津戦でもこうした準備がほしかった。


 バスはスピードを上げ、10分ほど走るとホテルの前に停車した。ガンバのオフィシャルツァーの宿泊地である。私たちは関係ないので、ここで別れる。タクシーを拾い直し、自分達のホテルへ向かった。タクシーは今来た道を完全に戻り、今戦ったスタジアムの前を通り過ぎた。この往復部分もタクシー代に含まれるのかと思うと馬鹿馬鹿しいが、安全には代えられないのでやむを得ない。タクシーは市街地へ入り、私たちを降ろした。

 
 タクシーを降りたのは良いが、ホテルの地図を忘れてしまったので、ホテルに戻るのにはかなり苦労した。同行したNさんには悪いことをしたと思う。泉城公園を横切ったのは確かなので、それほど離れてはないのだが、深夜の迷子は精神的に堪える。なんとかたどりついたが、時計は午前0時を回っていた。ホテルでNさんとわかれ、すぐに寝た。明日は日本に帰る。


5月7日木曜日。午前6時起床。7時にチェックアウトし、空港行きバス乗り場に向かう。北京首都空港発15時の成田行きに乗るため、安全を見込んで空路で移動する。実際は特急電車と新幹線の乗り継ぎでも大丈夫だと思うが、一昨年、韓国で移動時間を甘く見て飛行機に乗り遅れる失態をおかしたので安全を取って行く。済南市から済南空港までは30キロ有り、バスで40分もかかる。首都の空港ならともかく地方空港でこんなに遠いと意味をなさないのではないだろうか。


 8時30分の中国国際航空は四川航空の機材だった。最新型のB737NG機で、機内は真新しい。飛行機に乗り込むとベルトを締めてすぐに寝た。午前10時20分、北京首都空港着。


 空港に着くとあとは日本に帰る便を待つばかりである。出発まで5時間もあるが、私は空港で過ごすことにした。さすがに首都空港というだけあって、何でもそろっている。私はマッサージ屋に入った。2時間330元(約5千円)という、天津の倍の値段だったが、それでも日本の半分なので、安いと言える。ここのお姉さんはエッチなではなく、チャイナ服を着ている。それはそれでソソるものがあるが、ピチピチの服でマッサージをするのも大変だなと思う。それでも彼女は力一杯揉んでくれた。


マッサージが終わると会社からメールが入っていた。インフルエンザのため、明日の出勤は禁止とのこと。明日の金曜日と、土日の3日間、自宅待機を命じられた。当初の予定は日曜日に埼玉スタジアムで浦和戦を観戦予定だったがしたががない。日本に帰ってどうするかは日本に帰って考えようと思う。すでにゴールデンウィークのピークも終わり、帰りJAL便はガラガラだった。

(おしまい)
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