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第6節 バンコク・ユニバーシティ 対 川崎フロンターレ


(バンコク:ロイヤルアーミースタジアム)

3日目:さようならバンコク

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第1節 アレマ・マラン-川崎フロンターレ

第2節 川崎フロンターレ-バンコク・ユニバーシティ

第3節 全南ドラゴンズ-川崎フロンターレ

第4節 川崎フロンターレ-全南ドラゴンズ

第5節 川崎フロンターレ-アレマ・マラン

第6節 バンコク・ユニバーシティ-川崎フロンターレ
初日:カオサン通りの夜
使えないタクシー
バンコクユニバーシティー対川崎フロンターレ
列車でアユタヤへ
さようならバンコク

準々決勝 セパハン-川崎フロンターレ

準々決勝 川崎フロンターレ-セパハン

ACL総括


 アユタヤからバスで3時間ほど高速を走り、バンコク北バスターミナルに到着する。ここで少し休憩する。アイスコーヒーを飲みながらこの後どうするか考える。時間は午後5時。空港に着くまであと4時間ほどある。私はBTS(新交通システム)に乗り、トンロー駅で降りた。「地球の歩き方」には近くにタイ古式マッサージの店があると書いてある。私は海外に出るとマッサージを必須にしている。韓国でもインドネシアでも台湾でも行けば揉んでもらうようにしている。若い頃ならともかく、もう無理は聞かない年になってきた。


 少し道に迷ったがなんとか目的の店を見つけた。マッサージ専門学校がそのまま経営をしているらしく、先生・生徒がやるので安いらしい。私は90分、全身マッサージを頼んだ。90で200バーツ(750円)なので非常に安い。


 学校経営なのでどんな生徒なのかと期待したが、出てきたのは艶やかな衣装に身を包んだ娘だった。年は25~28歳くらいだろうか。部屋が暗いのと化粧が濃いめなのでよくわからない。彼女は2階の個室へ私を案内する。私はおいてあったパジャマに着替え、ミントティーを飲むと施術台の上に寝そべった。


 私が着替えるのは別に自然なことだが、なぜか彼女も服を脱ぎ、タンクトップ1枚になった。芳醇な胸がイヤでも目に付く。ブラはしておらず、テニスのシャラポアのように乳首が浮き出ている。マッサージにしては少し不自然だが、気にしないで寝る。彼女はゆっくりと私を揉み始めた。


 古式マッサージというが、どこが「古式」なのかはよくわからない。施術台の上に鉄棒が横たわっていて、彼女はこれに捕まりながら足で私を踏んでいく。これは台湾でもあったような気がする。


 彼女は結構強く揉んでくれた。日本語で「イタイカ?」と聞くので「うん」と答えると「ソウカソウカ」と愛想良く振る舞ってくれる。彼女は強く揉むのは良いのだが、私の頬のあたりに彼女の柔らかい胸がくっついたりするのが妙に気になる。また股関節のマッサージの時には私の「大切なところ」の付け根を指で押すのでつい反応してしまう。私は日本でもマッサージは良く受けるが、ここまでやってくれたことはなかった。

 彼女の柑橘系の香水が私の鼻を突く。顔には胸が、股間には指が。なんかマッサージを越えているような気がするがとにかく気にしないで揉んでもらう。本当にこれで300バーツなのかそっちのほうが気になる。
 
 突然タイマーがなり、彼女は手を止めた。濃密な90分が終わった。私は礼を言って起き上がった。そのとき、突然彼女は「スペシャルマッサージをやるか?」と聞いてきた。私はそのスペシャルの内容がかなり気になったが、残念ながらもう時間がない。私は彼女に「もう空港にいかなければならないから」とわびを入れて断った。彼女は悲しそうな顔をしてありがとう、と個室の扉を開いてくれた。私は彼女に20バーツのチップを渡して外に出た。外に出て振り返ってみると、当初の目的である専門学校が経営するマッサージ店は隣の店だった。この店はいったいなんだったのだろう? 生暖かい風が肌をつきまとう。私は流しのタクシーを拾い、空港に向かった。


 この店は都市中心部から空港に向かう途中にあるので渋滞を気にしなくても良かった。チェックインをしてたものの、早く着きすぎたので時間をもてあます。スワンナブーム国際空港のターミナルのには非常に多くの飲食店がある。その中にスポーツバーがあったので中で時間を潰す。昨日のバンコク大-川崎戦の直後に行われたUEFAチャンピオンズリーグ決勝のACミラン対リバプールの試合を放送していた。この試合の勝者が今年の年末に川崎フロンターレと対戦するはずなので、成田行きの便が出るまで偵察がてら観戦してみる。昨日見たバンコク大戦と同じサッカー、同じルールのはずであるが、やっている内容は全くの別物であった。
(おしまい)

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